4月14日21時26分頃に、熊本県熊本地方を震源とする、マグニチュード6.5(暫定値)の地震が発生し、最大震度7が観測された[資料 5]。さらに、その28時間後の4月16日1時25分頃には、同じく熊本県熊本地方を震源とする、マグニチュード7.3(暫定値)の地震が発生。
数日のうちに余震も800回を超える未曾有の震災となった熊本地震。
この記事を書いてる4月24日現在も震度3を超える余震がまだ続いています。
夜は特に神経質になっています。物理的な余震の影響もありますが、やはり精神的なストレスにより「快眠」とは程遠い睡眠が当分の間続くのかと思っています。
私は車中泊は3日間、その後はベッドで寝ることができています。
避難所の生活や今だに車中泊をするしかない方々はさらに最悪な睡眠環境が想像されます。
避難所での睡眠をよくするためにできること
1)なるべく手足を温めて冷やさないようにするとグッスリ眠れます。
手袋や靴下を履いて寝るだけでも少しは効果があります。
2)昼夜のメリハリをつける。
日中は明るいところで体を動かし、夜は暗くして寝るという人間の基本リズムを意識するだけで体内時計が正常に作動し夜はグッスリ眠れる確率が高まります。
3)避難所に眠れない人の場所を作る
やはり、どんな事をやっても眠れない人は眠れません。環境だけじゃなく、今後の悩みなどの精神的ストレスなど眠れない原因は様々です。
そういう時は暗いところで悶々としていても尚更ストレスが増大し不眠も助長されます。
避難所のスペースにもよりますが、明るくて暖かい眠れない人用のスペースの確保が必要です。
1ヶ月以上続く不眠は要注意
震災後1〜2週間は誰でも寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めたりするものです。
これは、脳の正常な反応で、非常時の余震などに備えてるためなので、あまり心配する必要はありません。こう言う時は焦らずゆっくり横になり休養するようにしましょう。
しかし、1ヶ月以上経っても不眠や悪夢、日中の強い眠気が続く場合は要注意です。
長い不眠状態は脳の働きを低下させ、疲労の蓄積や免疫低下をもたらします。このままではケガや病気の原因になりますので積極的な不眠の対策をとりましょう。
※補足
また、寝不足や不眠に関しては自覚症状のない方もいますので、友人知人ご家族など周囲の方にいつも以上に気をかけておく必要もあります。
慢性不眠にならないように・・・
慢性不眠に陥りがちな人は「夜は何としてでも眠らなければならない」と焦りがち。
この不眠に対する恐怖心で、逆に眠れなくなってしまうことが多いのです。このような方は睡眠のこだわりがなくなる日中にはよく眠れる事が多いので、積極的に仮眠をとりましょう。昼寝が多すぎると一時的に睡眠のリズムが崩れてしまいますが、それよりもまずは、十分な睡眠と休養が大事なので、眠れる時に眠る事を優先した方が良いようです。
まとめ
不眠のほとんどの原因はストレスです。
震災直後や、もしくは数ヶ月は極度のストレス環境化で生活をする事になります。
以前の記事でも書きましたが、睡眠の不足はほとんどの人が自覚できないものです。復興後も仕事をして生活を続けていくためにも長期を見据えた健康管理を「意識」する必要が特に大事になってきます。
今回、実際に大震災を経験しあたらめて感じております。
復興中は様々な人々に助けて頂けています。ただ、現実問題自分自身の生活をもと通りに、もしくは仕事のパフォーマンスもこれまで以上に向上させる活動は自力で解決するしかないでしょう。
これまでと同じように、設定していた目標を達成するためにも今のうちから健康のベースとなってる「睡眠」を意識する必要があります。